ねえみんな、いい加減にSIMフリースマホを使おうよ! 『格安スマホ』で生活を変えるための徹底解説

ねえみんな、いい加減にSIMフリースマホを使おうよ! 『格安スマホ』で生活を変えるための徹底解説

世の中には、何度言っても人の言うことなんて聞かない人がいます。

それだとちょっと損してますよ、こうした方がお得ですよ……お店なんかでそう言われすぎて拒絶反応が出ているのでしょうか?

私が何年も前から、

「キャリアで携帯なんて契約してたら損だから、格安スマホにすれば? 電話代なんて毎月2,000円以下になることもザラなんだよ」

と言っているにもかかわらず、「そんなはずはない」「そんなもんは電波が通じない」と訳のわからないことを言っては拒否する人々。

結局、早くそれを知った人がさっさと替えて得をしているのに、ずっと損をし続けています。

もう本当に、今さら! ですよ。今さらだけど、最後に格安スマホへのススメを書いておくことにします。

ドコモやソフトバンク・auでいつまで消耗してるの?

日本の携帯事情は、長くこの三大キャリアという会社に「自由」を奪われていました。だって、キャリア縛りの機種って、一体なんなんですか? それって独占禁止法で何とか出来なかったんでしょうか。機種自体はメーカーが研究開発費を費やして一生懸命作ったもので、電話会社とは関係のない、個人の所有物のはずですが、そこに「SIMロック」というものをかけ、他社では使えないようにされていました。

そして、これは長らく常識として捉えられていました。

私もご多分に漏れず、携帯電話を1996年頃から所持した(関西デジタルホン)のですが、それが当たり前なんだろうなあとうっすら思っていました。当時、サークルの仲間たちに携帯を1台売ってナンボっていうバイトもしていたのですが、金の流れも不透明なことが多く、一体自分のバイト代はどこから出ているのかもよく分からないような状況でした。

でも、ある時、タイに行ってハッとしたんですよ。

タイでは、どんな携帯電話もSIMフリーが当たり前で(ていうかキャリア縛りっていう発送がそもそもないんじゃないかな)、好きな機種をどこかで買ってきて、セブンイレブンで好きな電話番号のSIMカードを買って自分で刺すっていうものだったんです。ゾロ目の番号とかが人気らしくて、「066-666-6666」みたいな感じで貼り出されて売られていたんですよ。

「これって、どどど、どういうことですか?」

私はタイの師匠である霧山さんに質問しました。彼は一つ年上のビジネスマンで、私にタイのいろんなことを一番初めに教えてくれた方です。その時も、霧山さんとタイで遊んでいました。

「え、これって世界標準なんだけど。日本が特殊なんだよ?」

そう言われたときの、私の足元からガタガタと崩れ落ちていくカルチャーショックは凄まじいものがあったと思われます。これが「気付き」ですね。騙されていた! と。タイで見た光景、これこそが「自由」であると初めて気付いたのです!!

すぐにエンポリアムデパートへ行って適当な電話を買い、セブンイレブンでSIMカードを入れました。使えました。霧山さんの携帯と会話ができたのです。

日本の三大携帯会社を憎むようになった

それからはもう、日本に帰っても携帯会社に疑念しか持ちませんでした。私はその頃、月額10,000円前後はむしり取られていましたから、腹が立って腹が立って仕方がありませんでした。

でも、ちょうどその頃、タイミングよく、日本でも「格安SIM」というジャンルの流れがきていました。この名前、本当にどうかしてると思います。だって、一段下に見ている名前じゃないですか。わざと人が手を出しにくいような名前を付けているんじゃないかと思うほどです。

それに流れがきていたとは言え、その頃はまだちゃんとしたSIMフリースマホが少なくて、文字通り「安かろう・悪かろう」状態だったのです。しかも、キャリアでSIMロック解除するにも金がいるし、なかなかハードルが高かった。ですから、私はドコモのiPhone5Sを使っていたので、ドコモ系の電波帯を使っている格安スマホ会社にしたのです。

何度も言いますが、10年以上使ったドコモを番号を持って他社へ移行する時、ドコモから「それでは解約料をお支払い頂きます」と開口一番言われました。確か、1万円ちょっとでした。

みなさん、どう思いますか?

10年以上使った会社から「辞めるなら金払え」と言われたんですよ。嘘でも「長い間、本当にありがとうございました」とは言ってくれません。10年以上、お金を払い続けた会社にですよ?

とっと辞めて良かった。

その時、私も日本で始まったばかりの格安スマホに移行することは半信半疑でした。いろんなところで書かれていたり、噂で聞いたように、繋がりにくいとかメッセージが届かないということが起きるのだろうか? むかし、繋がるほうが珍しいと言われたアステル関西に加入したとき以来、ドキドキしていました。

でも、こんな対応しかしてくれない電話会社なら、自由を求めて外へ出たほうが良い……私はそう思ったのです。

最初はイオンモバイルへ転出

いろいろ調べた結果、私はイオンモバイルのドコモ回線に転出することにしました。イオンはイオンへ行けば店舗もあるし、料金プランも分かりやすく、安かったのです。

大手三大キャリアはMNO(移動体通信事業者)と言い、格安スマホ会社はMVNO(仮想移動体通信事業者)と言います。

格安スマホ会社は、大手三大キャリから回線を借りて、それをユーザーに貸して使用料を取ります。その借りた回線は、大手に比べたら細いものです。量も限られているので、ユーザーが増えれば使用感は重く感じます。特に、お昼時や通勤時間帯などは速度が落ちたりします。その代わり、借りているだけなのでアンテナや基地局のメンテナンス費用がかかりません。なので安く出来るわけですね。

もう、5年以上使ってきた私の使用感は以下のものです。

  1. 電話が繋がらないということが、まず無い
  2. 12時台、18時台は確かに重いが、それ以外にストレスはない
  3. その会社が気に入らなくなったら別の会社に簡単に移れる(違約金なし)
  4. 毎月の電話代は平均1,800円
  5. データは繰り越せるので知らない間にデータが増えてる

いかがでしょうか?

これが「自由」ってやつじゃないですか?

ほとんど電話もかけないし、ネットは家やカフェのWi-Fiを使っている人が、どうして格安スマホ会社に替えないのか、私は不思議不思議でしょうがありません。きっと、時間がないというのが、理由なのでしょうね。そのスマホ会社を替える時間を惜しんでいる間に、どんどんどんどん損をしているということは棚に上げて。

能年玲奈がCMしていたので、つい……

その次に加入したのが、LINEモバイル です。これはひとえに、能年玲奈のCMが良かったからです。これから電話事業頑張っていきます!という意気込みが伝わってきて、とても好感が持てました。

それだけではなく。

LINEモバイルだと、LINEの年齢認証が要らないとか、LINE以外にもツイッターやフェイスブックやインスタグラムの使用料がゼロになるというプランも有り、「なんて自由なんだ!」と感動したからでした。

その後、LINEモバイルは本田翼にイメージキャラクターを変え、爆発的な人気を誇っています。私も大好きです。

最近のLINEモバイルはドコモ・ソフトバンク・au回線のすべてを取り揃えているので、あなたがもしauのスマホを持っていたとしても、SIMロック解除しなくても、そのままその機種が使えてしまいます。大手三社の中でauだけは他では使えない電波帯を使っているので選択肢が少なかったんですが、これでもう安心です。

私は、LINEモバイルではデータ専用にしていたので、月額ずっと固定で1,224円を超えたことがありません。

それから、LINEモバイルではスマホ本体がすごく安く手に入ります。iPhone7でしたら128GBで45,800円、大人気のOPPO Reno Aがなんと29,800円です。いづれもセール中ですから、欲しい方はお急ぎくださいね!

SIMフリースマホって買って大丈夫なの?

実はみなさんもヨドバシカメラみたいな量販店でSIMフリースマホの前を通っているはずなんですが、そんなに特別なものじゃありません。

アップルのiPhoneだって、サイトで買えばSIMフリーなんです。

それ以外はアンドロイドというOS(Googleが作ってる)のスマホになりますが、今のアンドロイドって、めちゃくちゃ性能が良いのでご安心下さい。

私は、2018年にUMIDIGIという技適が取れているかも怪しい中国の新興勢力のスマホを買いましたが(いわゆる中華スマホってやつ)、その使い勝手は、2016年製のXperia(ソニー製)をも凌駕するサクサクの使い心地でした。

まあ、細かく言えばカメラが糞だったり、GPS精度が弱かったり、フェリカ搭載が少なかったりと欠点はあるのですが、さらにこの2年でものすごい進化を見せていますので、是非是非、購入候補に入れて頂きたいなと思います。

私も、SIMフリースマホで、格安なスマホライフを送りたい! という方々に、まずはLINEモバイル に入ってみることをオススメし、さらにオススメのスマホをご紹介したいと思います。独断と偏見なので、どうか参考程度にお願いしますね。

★値段を重視するならUMIDIGI 電池持ちはAPN設定で改善されます

UMIDIGI X

UMIDIGIは、10,000円以下の商品もありますが、Xくらいが無難ではないかなと思います。これでも、20,210円(2/21現在)ですから。有機ELディスプレイで、トリプルカメラ搭載、メモリ4GB、ロムは128GBと大容量です。画面指紋認証とか顔認証とか値段では考えられないほぼほとんどの機能が付いています。バッテリーも4150mAhと大きい。よくUMIDIGIは電池がそれほど持たないと言われますが、APN設定でSPNを選択すると劇的に改善しますのでお試しあれ。

★今の所、ミドルスマホでお財布機能があるのは指原CMのこれだけ

OPPO Reno A 128GB

現在、39,790円。何がすごいかって、こいつはおサイフケータイ機能搭載で、防塵防水なんです。中華スマホでフェリカ(おサイフケータイ機能)を載せてるものって、今のところはこれだけで、爆発的に売れています。LINEモバイルに加入すれば、29,800円で購入できます(その際は64GB)。カメラもなかなか綺麗だと評判です。これ、買おうかどうかものすごく迷ったんですが、CMがアレなので、やめました。

★ソフトバンク回線ならこれ一択 10万円超えてもおかしくない高性能スマホ

Xiaomi Mi 9T PRO

日本に進出してきたばかりの中国のメーカー・Xiami(シャオミ)。Miシリーズにはこの2月にMi 10という新機種が出てしまいましたが、この9Tもまだまだ現役です。なんと言っても、世界最高峰のSnapdragon855というCPUが使われており、スマホカメラのランキングを発表しているサイトで1位をとったこともあるシロモノ。それだけで10万超えてもおかしくはないんですが、この機種は5万円で入手できちゃうのです。フロントカメラがポップアップするというギミックもカワイイ。バンド19に対応していないってことでドコモ系だとちょっと辛いシーンが出てくるかもしれませんが、ソフトバンク回線なら完璧に使えます。Auはもちろん使えません。

★どうしても日本製がいいというなら、まあこんなところかなあ

シャープ AQUOS sense3

中華スマホ以外でおサイフケータイ機能と防水に対応しているのは、AQUOSだけ。やっぱり日本製がいいって人はこちらをどうぞ(会社は台湾に買収されてますが)。印象的には可もなく不可もなくってところでしょうか。私の母親がこれを使っていますが「イマイチ」と言っていました(笑)。確かに、写真がダメですね。でも、どうしても日本製でおサイフケータイ機能が欲しい方は、これです。よろしくお願いします。

まとめ

さあ、今さらながらなブログを書いてしまいましたが、毎月の固定費を落とすにはまず携帯の見直しからです。

別に新しいスマホを買う必要はありません。

あなたの使っている携帯会社に行くか、ホームページを参照して、自分のスマホを「SIMロック解除」してください。

店頭に持っていき、店員がやると、3,000円くらいのお金を取られてしまいますので、ぜひご自分で設定することをおすすめします。

人に任せていては、いつまでも搾取されるだけです。

今後の人生を騙されないように生きていく練習として、まずは「自分のスマホをSIMロック解除」することにチャレンジしてはいかがでしょうか?

3,000円あれば、家族と王将で楽しく食事をするくらいの価値はありますよね? 絶対に、そっちを大事にしたほうがいいです。無駄な金を取られて、人生の大切な瞬間を失うなんて、あってはならないことです。

今まで、大手三大キャリは、僕たちのそういった大切なものを削らせて、金をむしり取ってきたのです。

だから政府は、これらキャリアに厳しい態度で臨んでいるのだと思いますよ。

自由を!

自由を手に入れましょう!!

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